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見ること

2011.11.30.23:13

自分の前の監督だった中村さんは言葉が簡潔だった。中村監督、谷津コーチだった頃のしゃちを読むと中村さんの文章はいつも自分の1割くらいだった。だいたい同じような事を言わんとしているにも関わらず、である。いつもしゃちとかタイムスの原稿書いてて、あー自分は文才が無いなと思ってしまう。とにかく長くなる。文章なんて短くて簡潔であればあるほどいいと思っている。その点中村さんは話をしててもそうだが、短いセンテンスに含蓄の深さが隠れている感じがあっていいなと思うのだ。

新人トレーナーでもあった中村さんのところに学生がOB訪問に行って、バックの人間として何が重要かと尋ねたところ、「見ることだね」と一言言われたそうである。「見ることが仕事だよ」と自分も言われたことがある。これだけじゃ何をどう見ればいいのか、見る以外のことはどうでもいいのか、などと余計な事を考える輩もいるかも知れない。でも実際そうなのだ。
昨日の講習会でそのことを思い出した。上島氏は指導者も気付きが大事、選手がどんな可能性を持っているかきっかけを見逃さないことが大事だと言われていた。なでしこジャパンの佐々木監督も試合翌日の練習では控えの選手達全員を徹底して「見る」そうである。面と向かって話している事が全てではない。選手も自分の事を何でも分かっている訳ではないし、伸びるチャンスを見逃している場合もある。故障もそうだ。無意識で無言でサインを出していることもある。そういう情報をキャッチする事を自分流に「アンテナを伸ばせ」と表現したことがある。選手に興味を持つということなのだろう。興味を持とうとしない奴はアンテナをしまうのが早いのである。そうはなりたくない。

結局長い文書になってしまった。

中村さんは酔いが進むと決まって、「要するにだ、谷津、任せた」という。これは簡潔過ぎて困ってしまうのだった。
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谷津             (平成5年卒業)

Author:谷津             (平成5年卒業)
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