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小樽商大 新入生の皆さん、来たれボート部へ!

2015.04.02.18:33

「世の人は問う、ボートを漕いで何のためになったかと。答えて曰く、練習、また練習、その結果、不可能を可能にするのは練習以外にないと知る。考えて見給え、世界史というものは、きわめて明快な史観で裁断すれば、不可能を可能にしたことの連続にすぎぬ。また曰く、正しく、いさぎよく、礼節をもって勝負を争う精神を腹の底にもつ。また曰く、一つのことを徹底してやる。自分の精神的肉体的限界に挑戦する強さを持つ。最後に曰く、生涯の友を得る。小泉信三氏のいう『わが信ずる友、われを信じてくれる友、何でも語れる友、何を語っても誤解しない友』をもちえて、人生は豊かな、光彩陸離たるものとなっている。

『以上が、ボートを漕いだ小生が得た最大の宝と思う』
と、ある日、わが母上に説いて聞かせたら、感服したような顔でいった。
『じゃ、娘のオムコさんはボートの選手以外にはいないということね』」

(半藤一利 『隅田川の向こう側 私の昭和史』 ちくま文庫  
                 第三章 「隅田川の上で」より)

近現代史を主戦場とする作家の半藤さん、『幕末史』は非常に痛快な書であった。東大ボート部OBと聞いていたので、エッセイならボート部時代の事書いてないだろうかと探し当てたのがこの本。失礼ながらエイトで全日本選手権優勝等の戦績を持つほどの方だったとは、この本を読むまで知らなかった。新入生だけでなく上級生にも知って欲しくて引用してみた次第。
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谷津             (平成5年卒業)

Author:谷津             (平成5年卒業)
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