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All this time the river flowed

2015.01.19.07:00

一昨日の1月17日は阪神淡路大震災が起きた日から20年目。1995年という年はこの震災と地下鉄サリン事件があった年として記憶されている。が、当時のボート部員と私にとってはもう一つ大きな出来事とセットになっている。

2月12日に4つ下の後輩箱石が突然亡くなったのだ。

その前の日にエルゴ2,500mトライアル(むかしは2,000mでなく何故か2,500mだった)で自分の現役時代の記録にあと2秒に迫るベストタイムを出した彼が嬉しそうに「次は抜かせて頂きます」と言ってくれたのを覚えている。その後まるたで昼飯を喰いながら普通に皆で春合宿の打ち合わせをして、たぶん普通に「お疲れ」とか言って別れた。それが今生の別れになってしまうなんて、想像出来る訳がない。

昔このブログに書いた事があるが、2011年の東日本大震災の時、テレビのニュース画面に映し出された大津波警報を示す日本地図を見て、また箱石の事を思い出す事になった。というのも彼の葬儀で行った彼の故郷、岩手県の小本町は太平洋に面した小さな町で、もろに警報区域に入っていたからだ。その後自分と同じ事を考えていらっしゃった商大の先輩からご家族の無事を知らされた。ほぼ壊滅状態にあった鉄道三陸リアス線(自分達もこれに乗って葬儀に行った)も全線復旧したというニュースを見た。あれから20年、家族の皆さんどうお過ごしだろうか。

箱石は応援団にも所属していた。彼の死後、確か団関係の会報か何かに彼の文章が載っていて、「好きな言葉は『一期一会』です」と書いていたのを見て泣けてきた。バカヤロー自分でその言葉証明してみせてどうするんだ、と思った。

箱石は岩手の宮古高校でボートを漕いでいた、商大では珍しい経験者だった。しかしこれも後で知ったのだが、本人は全然ボートを続ける気は無かったらしい。手前味噌だが、自分が卒業する時にもらった記念の色紙に彼がこう書いてくれた。

「僕は谷津さんのありがたい話に感動して入部したんすよ。またありがたい話を飲みながら聞かせて下さい -箱石-」

実は自分が勧誘でどんな話をしたのか覚えていない。何に感動してくれたのかはっきり聞いた事も無い。だが得てしてそんなものかも知れない。自分の言動のどこをどんな風に人は感じ取るのか、必ずしも自分の思ってる通りにはならないのだ。だからこそ真摯に伝えることが大事なのだろう。どこからどう受け取られても、それも自分のあり方ですと言えるようでありたい。

ついつい長い思い出話になってしまった。昨日、帰りの車の中で一年目の阿達と「新人たくさん勧誘しよう」という話になって、ふと思い出した次第。考えてみたら新人勧誘なんて究極の一期一会と言えなくもない
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谷津             (平成5年卒業)

Author:谷津             (平成5年卒業)
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